【ジムニーノマド2型・試乗インプレ】激速スポーツカー乗りの筆者が、一般道で20分間ガチ試乗して分かったリアルな実力

こんにちは、事故や様々な理由で久し振りの投稿になりました。
1型が受注停止となり諦めかけていたところ、2026年1月30日から受注再開された「ジムニーノマド2型」。

「どうせ試乗車なんてないだろう…」とダメ元でディーラーに足を運んだところ、意外にも試乗車を発見!しかも、勤めている親友の計らいで、営業マンの同乗なしの完全ピン(個人)で約20分間、2月下旬の晴天の一般道をじっくり試乗させてもらうことができました。

今回は、普段から高出力のチューニングカーやスポーツカーを複数乗り回している筆者の視点から、ジムニーノマド2型(4AT)の乗り味や視界、質感を忖度なしでリアルにインプレッションします。

ジムニーノマドってどんな車?

タイトル挙げておいて何ですが、既に発売されて1年近く経っていることもあり、ネットや雑誌などに情報が溢れていますので詳細は割愛しますが、ジムニーノマドは1500ccのエンジンを搭載するジムニーシエラがベースのモデルで、シエラが3ドアに対してノマドは後部にドアがある、待ちに待った人も多い5ドアのモデルです。

一応、ジムニーシエラとの諸元比較をは以下で紹介しますが、一般的な普通自動車と比較すると燃費が悪く、乗り心地が悪いので、普段乗りができる本格的オフロード車と理解(覚悟)する必要があります。

価格は受注再開後の2型(1型から17万円以上値上がり…)を挙げましたので参考まで。

諸元表

ボディ形状5ドア3ドア
車種名ジムニーノマドジムニーシエラ
型式3BA-JC74W3BA-JB74W
駆動方式パートタイム4WD
トランスミッション5MT4AT5MT4AT
全長(mm)3,8903,550
全幅(mm)1,645
全高(mm)1,7251,730
ホイールベース(mm)2,5902,250
最低地上高(mm)210
車両重量(kg)1,2001,2101,1001,110
乗車定員(名)4
燃焼消費率
Km/L
WLTC14.913.615.414.2
JC0815.515.016.115.6
最小回転半径(m)5.74.9
エンジン型式K15B型
総排気量(L)1,460
最高出力 PS/rpm101
最大トルク kgf•m13.3
燃料タンク容量(L)40
使用燃料無縁レギュラーガソリン
価格(円)2,926,000(5MT、4AT)グレードJC 2,385,900(5MT4AT)

1.内装の質感:キャラに合った「シンプルさ」と「カスタムの余白」が最高

ドアを開けて乗り込むと、オフローダーらしいシンプルさがありつつも、ゴツゴツとした力強い質感が目を引きます。

最近の車は最初から至れり尽くせりで色々な機能が付いていますが、その分はすべて車両価格に反映されてしまいます。その点、ノマドの「無駄を省いたシンプルな標準装備」は潔く、その質感も車のキャラクターに完璧にマッチしていてベストだと感じました。

もし必要なものがあればオプションで足せば良いですし、何よりジムニーシリーズは社外部品が山のように発売されています。 最初はシンプルに乗って、後から自分好みに少しずつ仕上げていく「カスタムの楽しみ」が残されているのも、この車の大きな魅力の一つですね。

2.視界のリアル:前方視界はバツグン、ただし「左右と後方」には罠がある

私は比較的身長が高く、座高は低めという体型なのですが、運転席に座ってみてまず感じたのは圧倒的な天井の高さ(ヘッドクリアランス)です。当然ですが頭上には広大な空間があり、圧迫感は1ミリもありません。

◎ 抜群に良い「前方視界」

スクエアなボディのおかげで、運転席からボンネットの先端まできっちり見えます。交差点を曲がる時でも、Aピラー(フロントガラスの柱)が邪魔になって視界を遮るようなことはなく、前方の見切りの良さは文句なしに素晴らしいです。

⚠️ 注意すべき「左右と後方」の視界

一方で、運転に慣れていない方は少し注意が必要なポイントも見つけました。

  • 左右の感覚(オーバーフェンダー): ノマドは普通車規格のシエラがベースなので、ボディの左右に樹脂製のオーバーフェンダーが大きく飛び出しています。これが運転席からは少し見えにくいため、感覚を掴むまでは「ドアミラーからフェンダーがどれくらい外側に張り出しているか」の位置関係を意識しておかないと、狭い道で擦ってしまうリスクがあります。
  • 後方視界: 後ろの視界も決して良いとは言えません。安全確認にはかなり注意を払う必要があります。もし私が購入して仕上げるなら、迷わず「デジタルインナーミラー」を即導入すると思います。

参考までに筆者が使っているデジタルインナーミラーを以下のリンクで紹介します。

厳密には筆者が使っているのはこのモデルのリアカメラ車外タイプですが、ジムニーなら室内タイプもアリです。

(筆者は羽がついた車が多いので車内に付けると羽が邪魔で見えないので車外タイプを選択しています)

MAXWINは他の古いエントリーモデルも使用していましたが、毎日通勤に使って8年間故障がなかったので、耐久性に問題ないことは実証済みです。

3.動力性能:激速車乗りから見た「ジムニーは本当に遅いのか?」

乗る前は「車重に対してさすがに非力で遅いだろう」と思っていました。しかし、結論から言うと「街中を普通に乗る分には、激速の車に乗っている私でも特に気になるほど遅いとは思わない」というのが正直な感想です。

一応、直線でアクセルを全開まで踏み込んでみましたが、以前乗っていた貧弱な動力性能のC-HRと同等くらいの加速感はあるため、日常使いでストレスが溜まるほどではありません。

ただし、いくつか気になる点もあります。

  • 出足(初速)はややもっさり: ストップ&ゴーが連続するシチュエーションでは、周囲の流れから少し遅れをとる場面が出てくると思います。
  • 高速性能は未知数: 今回は一般道のみの試乗だったため、合流や追い越しなど、高速道路での実力はこれ以上は分かりませんでした。
  • エアコンの効き: 試乗した2月下旬はヒーターを若干使った程度だったため、夏場の冷え方(パワーロス)については未知数です。

4.ハンドリングとボディ剛性:車の特性に「人間が合わせる」愉しさ

ジムニーのハンドリングを「反応が鈍い」「曲がらない」と評する声をよく耳にします。しかしそれは、どんな車でも同じようにステアリングを切り込む人の意見だと私は感じます。

車種ごとに応答性や車両バランス(アンダーの強弱)は異なるため、その車の基本特性に合わせたステアリングの切り始めのタイミングを、ドライバー側が合わせてあげれば良いだけです。

  • コーナリングの特性: 街乗りでの基本特性としては、やはり「曲がりにくい(アンダーステア傾向)」なのだと思います(攻めていないので限界付近は不明です)。
  • ボディ剛性: 最近の車ということもあり、比較的しっかりとした剛質感(塊感)があります。交差点を曲がる際も、ボディがしなる(ヨレる)ような不快な感じは一切ありません。

💡 筆者からのアドバイス: 純正の街乗りタイヤはかなりマイルドな仕様です。もし「曲がる・曲がらない」がどうしても気になるのであれば、まずはグリップの良いタイヤに交換することをおすすめします。

5.乗り心地・ロードノイズ・ブレーキの評価

乗り心地について

普段からガチガチのチューニングカーばかりに乗っている私からすれば、「全く悪いとは思わない」レベルです。もちろん、昨今の同クラスの最新都市型SUVと比べてしまえば硬さや揺れはありますが、この車のキャラクター(本格オフローダー)を分かって乗る分には、むしろ快適。これでダメなら他の車種を選んだ方が幸せになれます。

ロードノイズについて

普段からスポーツタイヤ特有の硬質な音を聴き慣れている私としては、全く気になるほどの音はしていませんでした。 一般的な静粛性の高いSUVと比較すると音は入ってくる方かも知れませんが、ノマドは他のジムニーシリーズ(軽自動車版など)と比べても防音・防振対策が補強されているため、普通に乗る分には十分に「合格点」だと思います。

ブレーキ性能と「左足ブレーキ」の注意点

ノマドは、ワイドトレッド化や車重増に対応するためかリヤがディスクブレーキに変更されており、熱容量が上げられていると思われます。普通に街乗りをする分には違和感は全くなく、ブレーキの絶対的な効きに関しては通常のシエラ等とそれほど大きな差(体感できるほどの違い)はないレベルだと思います。

⚠️ 注意(筆者のクセ): ちなみに私はAT車に乗る際、100%左足ブレーキで操作します。左足の方が強く踏み込める特性があるため、普段右足でブレーキを踏む方が乗った場合は、もしかしたら少しマイルド(初期制動が弱め)に感じる可能性は否定できません。

まとめ:競合コンパクトSUVと比べたノマドの価値

今回試乗したのは4ATモデルだったため、アダプティブクルーズコントロール(ACC)が搭載されていました。ただ、今回は一般道だったことと、そもそも使い方がよく分からなかったので触っていません。(見た目やスイッチの配置はC-HRに近い感じだったので何となく操作は想像できましたが、敢えてスルーしました)。

ヤリスクロス、クロスビー、ライズなどの同クラスの都市型SUVと比較すると、ジムニーノマドは「燃費が悪い」「乗り心地が尖っている」という弱点があります。

しかし、それらをすべて帳消しにする「本格的な悪路走破性と、唯一無二のデザイン・所有満足度」があります。弱点すらもカスタムの余白として愛せる趣味車として、やはり最高の1台だと確信しました。

――次回、【契約編:なぜ純正ナビをスルーして社外品にしたのか?】へ続きます!

negish

キャンプや雪山に行く筆者にとっては、ある程度の荷物の積載量と雪道での走破性が必要であり、仕事では使用しないことを考えると燃費が悪いのはそれほど弱点にならないので、他の候補車種もありましたが、結果的にはジムニーノマドが色んな意味で筆者にとっての現在の最適解となりました!

動力性能が悪いと感じたらターボ化やスーパーチャージャー化にするだけです。

カピバラさん

他の候補車種の中にランドクルーザーはあったの?

negish

ランクルは300、250、最近発表されたFJとあるけど、そもそも注文できるかわからないのと注文できてもいつ納車されるのかわからないので、チャンスがあればって感じで見てたよ…

negish

注文しなかった理由としては、300は別として250やFJは動力性能と車重のバランスがノマドより悪いと感じたことと、無駄に車幅が広くて気軽に乗れないことや普段乗りしないので駐車場に置いたまま仕事に行かなくてはならないので、盗難のリスクが高いところが主なところかな

カピバラさん

盗難を含めて安心して乗れない車だよね

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