
15年愛用のキャリーバッグのキャスターがついに破損しました…。
買い替えか修理か迷った末にDIYにて修理にチャレンジしました!
同じことで悩んでいる方に交換方法を紹介しますので参考になれば嬉しいです。
旅行や出張などでキャリーバッグはリュックなどに比べて少ない力で荷物を運搬できるので使用している方は多いのではないでしょうか。
筆者は飛行機の機内持ち込みサイズのバッグと海外に1週間程度は滞在できる大型のバッグを持っていますが、主には機内持ち込みサイズの小型キャリーバッグを使用しています。
キャリーバッグの運搬中はバッグを傾けて牽引しますので、4輪のキャスター(タイヤ)の片側2輪で荷物の重さを支えていることから、その2輪に掛かる負荷が大きく、摩耗や破損が早いです。
筆者のキャスターは負荷が掛かる2輪の内、1輪はタイヤのゴムが剥がれてホイールだけになっていて騒音と振動が酷い状態でした。
もう1輪も負荷が掛からないキャスターとの差異は外径で2mm程度ありましたので、非常に磨耗が進んだ状態でいつタイヤのゴムが剥がれてもおかしくない状態でした。
結論:キャスター交換に是非チャレンジしてみて欲しい!
物を大切にするという意味でもキャリーバッグのキャスター交換にはチャレンジして欲しいです。
新しいキャリーバッグを購入するという楽しみもありますが、愛着がある物を長く使うのも楽しみの一つだと思いますし、修理することによって更に愛着が湧きますので少しでも興味があるならチャレンジしてみましょう!
手間は掛かりますが、キャスター交換で1,000円程度なのでコスパが良いです。
何より交換後にスムーズにキャスターが動くことを実感すると喜びも一入です!
修理前のキャリーバッグの状態
キャリーバッグの外観上はパッと見では破損がわかりませんが、キャスターを見ると1輪だけタイヤが剥がれてホイールだけになっているのがわかります。
キャスターだけが破損しているので、その他の機能に問題はありません。




このキャリーバッグは15年以上前の無印良品のソフトキャリーケースで絶版になっていますが、キャスターの交換方法は他社のキャリーバッグも含めて同じものがあるので参考になるかと思います。
購入したキャスター
キャリーバッグものキャスターをヤフーショッピングや楽天市場、Amazonなどで調べると沢山種類がありますが、取り付けられるキャスターはキャリーバッグで異なります。
まずはキャスターに付いているタイヤの外径(直径)や横幅、クリアランス、キャスターの幅やシャフトの長さなどの寸法測定して購入するキャスターを絞り込みます。
(具体的にはキャスターの商品ページに測定箇所が図解されています)

筆者のキャリーバッグのキャスター寸法は、タイヤ外径40mm、シャフト長35mmでYahooショッピングの下記商品がピッタリでした。(一部、タイヤにゴムが溶けたものが付着していたりしてますが、使用上問題ないです)
商品によってはシャフトの長さが長すぎて削る場合があるようですが、筆者の場合はジャストサイズでした。
あとで加工するのは大変なので、細かく寸法測定することが重要です。


交換方法
それではキャスターの交換方法を紹介します。
基本は説明書に記載された方法なので難しくはありませんが、キャスターの取り外しは使用する工具によって所要時間が大きく変わります。
筆者は最初の1輪は、説明書に記載された通りに糸ノコでキャスター(タイヤ)のシャフトを切断しましたが、15分くらい格闘しましたので、時間短縮と色々なバリエーションを紹介したいと思って2輪目以降はグラインダー(サンダー)を使用してキャスターを取り外し(もぎ取り)ました。
電動工具を使用すると簡単にキャスターを取り外すことができますが、十分注意して作業しないと怪我に繋がりますので、例えば、切断中にキャスターが動かないようにテープで固定するとか、プライヤー等の工具でキャスターを掴むなどの養生するようにしましょう。
場合によっては2名で作業した方が安全になることがありますので、作業方法をよく検討してみましょう。
使用工具
【糸ノコ】
人力且つ安全にキャスターを取り外す方法は糸ノコになります。
キャスターのセットの中に小型の糸ノコが入っている商品もありますので、切断する工具がない場合はセット購入が ベターです。(切断工具がないとキャスター交換ができませんので必ず準備してください)

【グラインダー(サンダー)】
グラインダーを持っている人の方が少ないですが、あるとシャフトの切断は数秒で完了します。
むしろ、パワーがあり過ぎてタイヤを削りながらシャフトを切断してしまうでしょう。
注意点はシャフトは金属なので両手でしっかりと工具を持たないと不意に弾かれてキャスターのホルダーを削ってしまったり、怪我する可能性がありますので十分注意してください。

【ポンチ等】
シャフトを切断した後でシャフトを引き抜こうとしても人力で引き抜くことができないので、シャフトより少し細いポンチや釘などを使用してシャフトを押し出します。
また、押し出す際はこれまた人力では難しいので、ポンチ等をハンマーで軽く叩くとシャフトが抜けてきます。
【プライヤー】
キャスターのシャフトを切断する際にキャスターをテープ等で固定しておかないとキャスターが動いてシャフトの切断が難しくなります。
特にグラインダーを使用する場合は1名の場合はテープ等でキャスターを固定し、2名体制の場合は1人はプライヤー等でキャスターを押さえて、もう1人がシャフトを切断するという分担できれば安全且つスピーディーに作業が進みます。
プライヤーはウォーターポンププライヤーがあれば、より安全に作業できると思います。
取り外したキャスター等


キャスター交換後のキャリーバッグ




まとめ
キャリーバッグのキャスター交換は以下の①〜③を抑えれば難しくありません!
ただ、シャフトの切断工具がないとキャスター交換ができませんので、糸ノコなどの工具が必要です。
①キャスターの寸法をしっかり測定
②ジャストサイズのキャスター(シャフト含む)を購入
③シャフトの切断
キャスターは販売実績が多数あるショップの口コミを参考にしてもえらえれば間違いは少ないです。
筆者と同じタイプキャリーバッグのキャスターであれば、上記リンクの商品をチェックしてみてください!