ネット型自動車保険体験記 その3(救急搬送された病院での保険適用)

最近、20年振りに自動車事故を体験した筆者がネット型自動車保険を使用した体験記を紹介します。

事故が起こった直後は冷静な判断ができない状態の中で様々なことを選択していかなければなりません。

知識として持っていてもいざ事故が起こるとパニックになったり、気が動転して対応手順を思い出せないなんてことが往々にして起こりますので、少しでも対応の参考になれば嬉しいです。

救急搬送された病院での保険適用

【事故後から救急搬送まで】

不運にも交通事故によって怪我をしたり、体に違和感が発生した場合は救急隊の判断で病院へ救急搬送されることになりますが、その段取りは状況によって異なりますので、筆者のケースでは警察などによる事情聴取を受けた後、体に痛みや違和感があったため、救急車内で痛みの箇所などの問診を受けました。

このタイミングで自走不能な筆者の車のキーを警察へ手渡し、手配したレッカー車への積み込み等の処理は警察とNEXCOの方、保険屋提携のレッカー業者にお願いする形となりました。

問診後は痛いのかもわからないような違和感についても関連する怪我や病気を想定して、筆者は首や背中の軽い痛みだったので普通に座ったままでしたが、同乗者は腰が痛いということで物々しい固定具に固定して寝かされて、血圧、体温、心拍などをモニタリングしながら、さながら重症者のように病院へと救急搬送することになりました。

【病院での検査】

交通事故による診察なので、救命救急センターで救命救急医の方々による検査を受けることになりました。

筆者達は意識はありますので、事故の状況と痛みのある箇所や症状、違和感のある箇所を医師に伝えた後は特に何もすることはなく、ベットに寝たまま医師の判断で様々な検査をすることになりました。

血液検査から始まり、MRIまでは実施しなかったのですが、CT検査を受診して各部位の損傷状況を診てもらいました。

結果的には同乗者共に怪我は発見されなかったのですが、痛みがある箇所については経過観察して、症状が続いたり、悪化した場合はかかりつけの医者に診てもらって欲しいとの見解でした。

唯一残念だったのは、お医者さんは一生懸命だと思いますが、同乗者共に採血や点滴の注射で5回くらい失敗をされた時は少し心配になりました…。

おかげさまで両腕が搬送された時より痛くなって帰ってきたことは同乗者との秘密です。

(お医者さんも申し訳なさそうでしたが)

【今後の通院について】

検査の結果、現時点で特に異常がないことは分かりましたが、事故後に体が痛くなることがよくありますので、

その時の通院についての説明がありました。

地元のかかりつけの病院があれば、紹介状という形で検査データを手渡してスムーズに診察を受けられるということなので、紹介状を書いてもらうことにしました。

(異常がなくても地元で一回は診察を受けて、改めて異常がないことを確認して欲しいとのことでした)

【診察代の保険適用について】

診察代を支払うために受付で個人情報と保険証などの情報を病院へ提供後、暫くして請求書の提示がありましたが、

驚愕の1人13〜14万円という高額請求に同乗者と共にフリーズしました。

個人の勝手な予想では2〜3万円くらいと高を括っていましたが、事故を起こしてしまったショックと共に精神的ダメージがきつかったです。(よく考えたらCT検査をしているので高くなりますよね)

診察代を支払えるほど現金を持ち合わせていなかったですが、受付の方から「自動車保険による支払いの兼ね合いがあるので支払いは保留という形にしますね」という有り難い提案にすぐに飛びつき、結果的には請求書の写しと地元病院への紹介状を受け取って支払いせずに帰ることができました。

この保険の仕組みは後で知る形となりましたが、保険特約で「人身傷害保険という、自分や同乗者への怪我や死亡に対する補償が適用されますので、診察代は全額保険から支払われます。

筆者は今回身をもって知ることになりましたが、この補償は保険金額の上乗せが少なく、入っておいて良かったので、ぜひ入れておくことをオススメします。

診察代については、請求書を無くしたりすると最悪支払ってもらえないか、或いは手続きに手間がかかる可能性がありますので、病院に限らず交通事故に関連する請求書や領収書は全て取っておくようにし、その取り扱いには注意しましょう。

また、後日、地元の病院に通院する場合は自動車保険は適用されませんので、通常の診察代がかかります。

続きは帰宅に関する保険適用(ロードサービス)の一例を紹介します。

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