
旧車等の希少車の自動車保険選びを複数台所有してきた筆者がこれまでの経験から紹介します!
みなさんは自動車の保険会社はどのように決めているでしょうか?
これまで継続してきた保険会社の保険を同条件で継続したり、保険料金を主体に各保険会社から見積りを取ってから、安価な保険会社に決めるなど、重視する条件によって変わるのではないでしょうか?
筆者の最初の自動車は、両親が契約していた当時の「東京海上」の代理店担当者と契約していている、昔ではスタンダードなスタイルで契約していました。
ただ、それからは車が好きが高じて若い時から自動車を複数台所有することになっていったので、自動車保険はもっぱら安価なネット保険に変わっていきました。
今やその時代の国産スポーツカーは価値が高騰して、クラシックカーやネオクラシックカーの仲間入りをしているので、事故を起こしてしまうと普通の保険では満足な補償を受けられない可能性がありますので、そんな事態にならないように旧車等の自動車保険の選び方を紹介していきます。
結論
旧車等の希少車の保険は代理店型或いは専門の保険会社を選び、車両保険と弁護士特約を入れる。
結論に至る背景を順を追って説明していきます。
旧車、希少車
旧車に関する定義は決まっていませんが、一般的には製造されてから数十年経過した自動車をいいます。
また、旧車=クラシックカーであり、自動車としての価値が下落せずに高騰していくものが、旧車やクラシックカーと呼ばれることが多いです。
ネオクラシックカーについても定義はありませんが、クラシックカーに比べると比較的新しい2000年代初期の自動車くらいまでを指すようです。
希少車については、旧車全般を指しますので、程度の大小はありますが、古くても価値のある自動車の総称です。
自動車保険選び
一般車
一般車の定義は所有者個人によって異なりますが、中古車でも新車以上の価値がある自動車や新車が購入できないような人気が集中している自動車に関しては、一般車ではなく希少車と言えます。
よって、それ以外の自動車を一般車とすると、一般車の自動車保険選びは非常に幅広い中から選択することになります。
自動車保険選びでは大きく、「代理店型」と「ネット型」の2種類があり、その中でも多数の会社がありますので見積りを取るだけでも労力がかかります。
補償内容を同一にした場合は、ネット型の方が安価になりますので、一般車においては余程のことがない限りネット型を選ぶことをオススメします。
ネット型は対人ではないので補償に不安があるという意見がありますが、これだけ普及してから年月を重ねても評価が良く、淘汰されていないという事実から言えることは、殆どの方がネット型で十分と言えます。
しかも保険会社の満足度の数値は保険を使用した中からの評価ですので、保険を使用していない方にとっては保険料金が安価であるネット型保険のメリットをそのまま享受できます。

筆者が契約したことがあるネット型自動車保険会社を紹介します。




旧車、希少車
一般車はネット型で十分とした一方、旧車(クラシックカーやネオクラシックカー含む)となると状況は変わります。
自分でメンテナンス(部品調達含む)できれば、自動車保険は一般車と同様の考え方で問題ありませんが、全てをディーラーや修理工場任せとなるとそうもいきません。
旧車等は事故や盗難補償として車両保険に入ることが殆どですが、ネット型では年式に対する補償額になるなど機械的に決められますので、市場価格と補償額に大きな開きが発生する可能性が高いです。
そのため、修理にしても高額になった部品を交換することができなかったり、盗難された場合は市場価格に見合った補償がされないことが起こり得ます。(車両保険に入れないことが多いです)
これを回避する方法としては、保険に入る前に担当者と相談してから契約できる代理店型や旧車などの希少車専門の保険会社の保険に入ることです。(ネット型でも担当部門に相談すれば同様の補償ができる可能性はあります)
特に希少車専門の保険は特別な補償になりますので、保険料は代理店型より高額になりますが、これはやむを得ない部分でしょう。
旧車等の補償内容
車両保険
筆者は一般車には基本車両保険は不要と考えています。
それはネット型でも車両保険を付けると保険料の上昇率は30〜40%程度になるのでウエイトが非常に大きいです。
そもそも一般的に自動車事故の確率は非常に低いので、実は何十年も事故を起こしていない方は多いです。
確率論ではありますが、何十年も事故を起こさないのに心配になっていらない車両保険をつけ続けることは無駄になる可能性が高く、車両保険がない状態で万一事故を起こしてしまったら自己資金で支払えば良く、何十年も払い続ける車両保険料よりは安価になることが多い場合が殆どです。
話が少し脱線しましたが、旧車等の希少車については車両保険は入れておいた方が良いですが、それでもケースバイケースになります。
盗難される心配がない車であったり、たまにしか乗らないような車には、車両保険の要否を検討すべきかと思います。
逆に盗難されやすかったり、頻繁に乗るような車については車両保険に入っておくべきです。
もちろん、市場価値に合うような補償が得られる保険会社の保険に入ることが必須です。
弁護士特約
一般車にも言えることですが、万一事故や自動車盗難に遭ってしまった場合の交渉は保険会社の担当者との交渉になりますが、保険の知識に乏しい筆者を含めた素人が保険会社の担当者に対して有利に交渉することは難しいです。
ましてや旧車のような特殊な自動車の場合は全てが高額になって交渉は更に難しくなるため、これらの交渉を有利に進めて泣き寝入りを防げるようにする特約が弁護士特約です。
家族の誰かがこの特約に入っていれば使用することができますので、特に車両保険に入れている自動車がある場合は入っておいた方が良いです。
注意点としては、弁護士は保険会社から紹介された弁護士や自身で手配した弁護士を選任することになりますが、自身で手配する場合は自動車事故に強い弁護士をあらかじめ調べておく必要があります。
特に旧車のような特殊な事例の場合は、自身で選ばれた方が良い結果になる可能性がありますので慎重に。



弁護士特約を使ったことはありませんが、アディーレ法律事務所に交通事故専門がありますので、筆者であればここを使うと思います。



弁護士なんて緊張しちゃうね…



いざとなったらそんなことを言ってられないので、弁護士特約に入っているなら遠慮なく相談してみましょう!



そうだよね!
使えるものは使わないと勿体ないよね!