
最近、20年振りに自動車事故を体験した筆者がネット型自動車保険を使用した体験記を紹介します。
事故が起こった直後は冷静な判断ができない状態の中で様々なことを選択していかなければなりません。
知識として持っていてもいざ事故が起こるとパニックになったり、気が動転して対応手順を思い出せないなんてことが往々にして起こりますので、少しでも対応の参考になれば嬉しいです。
事故の状況
今回の事故は筆者としては初めての高速道路での事故です。
5〜6台が絡んだ追突事故で、筆者は最後尾で前方車の急激な減速に間に合わずに追突してしまいました。
追突した理由としては、前方車との車間距離が比較的開いていたことで前方車の減速具合が把握しにくかったことと、前方車が停止しないだろうという思い込みから減速が遅れたと自己分析しています。
【怪我の状況】
前方車の方は特に怪我がないということで少し安心しました。(大変申し訳ありませんでした)
筆者と同乗者は首や腰に違和感があったので、念のために救急車で病院へ搬送してもらい検査を受けましたが、異常がなかったことは不幸中の幸いでした。
【車の状況】
前方車はリアバンパー付近が破損していましたが、フロント周りが大きく破損した筆者の車と比べると軽微で自走できる状態でした。
改めて、フロント部分は衝撃を吸収するために壊れやすくなっていることを身をもって知ることになりました。
ただ、筆者の車はこの状況なので運転席、助手席、両サイドのエアバッグは全て作動するほどのダメージを受けて自走は不可能でした。
車の状態は非常に悪く、エアバッグが作動していることを考えると、ぱっと見で修理費用が100万円は下らないと感じました。(落ち着いてはいましたが、茫然自失でした)
【事後処理】
事故直後は追越車線ということで後方車からの追突の可能性がありましたが、すぐにハザードランプを点灯させたことで追突を免れることができました。
その後、賢いスマホ(iPhone)が事故を検知して119番へ自動連絡をしてくれたので、事故の状況を説明しながら救急車の要請や警察への通報もあわせて行いました。
すぐに車から降りたかったのですが、助手席側のドアは開閉できたのですが、隣りを車が通っているので降りることができず、運転席側は事故の影響でドアが開きにくい状態となっていたため、10〜15分後に救急隊や警察が到着して、安全が確保されてから車外に出ることができました。
保険屋への連絡
救急車や警察への通報後、前方車の方の怪我の状況を確認したかったのですが、車外に出ることができなかったので、次の行動として思い浮かんだ保険屋への連絡をすることにしました。
筆者の保険はネット型保険なので、情報をどこでも確認できる専用アプリがあり、このアプリに事故を起こしてしまった時の連絡先が記載されているので、連絡は比較的スムーズに行うことができました。
今時は代理店型でもアプリはあるかと思いますが、紙の保険証券を発行している場合は車内にないと、いざという時に保険屋への連絡で戸惑ってしまうと思いますので、事故が起こったことを想定して、保険証券が紙であれば車検証と一緒に車内に入れておき、アプリであれば操作方法を確認しておきましょう。
アプリには事故で冷静に判断できないことを想定して、事故時の対応手順がわかりやすいところに表示されていますので、それに従って進めていくことで適切な行動が取れるようになっています。
今回使用したアプリの対応手順では保険屋への連絡は最後になっていますが、自分の車が自走できなくなった場合は速やかに自分でレッカーを手配する必要があります。
今回の場合は高速道路の追越車線での事故ですので、NEXCOのレッカー車或いは手押しで路肩まで運んで、そこからは手配したレッカー車で最寄りの保険屋提携の自動車屋へ移動する流れのため、救急隊や警察から事情聴取と同時にレッカーを手配する必要があります。
ただ、状況によって手順が変わる場合がありますので警察の指示に従って対応を進めましょう。
続きはレッカー車の手配に関する一例を紹介します。